2023年5月FOMC通過、傾けたポジションの行方は?

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昨晩5月FOMCを通過しました。結果は利上げでインフレの抑制を目指すとのことです。

次回会合では利上げの一時停止の可能性もでてきています。

これとは別に米地銀の経営不安が相次いでいます

目次

コール買いを追加して利確を試みたが誤算

日経平均はショートカバーを巻き込んで大きく上昇していました。コールは剥げ渋りながら上昇しており、時に上げ盛りもみられることから勢いで乗せていき損益もみるみるプラスになっていきました。

コール買いを持っている状態で先物が上昇するとガンマとロングが大きくロングになります。ここで、利食うのが残存を考慮するとやはりよかったように思いますが、私は、コール売りを追加してコールバックスプレッドに変形しながら再上昇と下落に備えることを考えていました。

ですが、この作戦には誤算がありました。

証拠金が足りなくなる事態に

ベガが盛った買い玉を手仕舞うのが手堅いのですが、買い玉を利確するとなんと証拠金が足りなくなってしまう事態に。

先物29000は大きく超えないだろうということで、コールの29000売りを足していたために証拠金が足りなくなってしまいました。買い玉の利確はベガの利確を兼ねますが、ポジションが維持できないのであればあまり意味がありません。

なので、ポジションを全て閉じるかの選択はあったのですが

もう1段ぐらい上がるだろうとみていたので強気にポジションを傾けました。そこで大きな下落を受けました。

リバースカレンダーの利確ミス

ポジションはコールバックスプレッド+リバースカレンダーをいれていたので大きな下落は待ってましたということになります。先月はリバースカレンダーで下落時に利確をいれることができたのですが、今回は29000を割ったところで、再度押すだろうと期先のコール売りを外したところでさらに下落を喰らってしまいました。デルタを傾けていた分大きく喰らってしまい損益は100万ぐらい変わってしまいました。

悔しいことに、リバースカレンダーを維持していたら強烈なガンマ効果でプラスになっていたのでこれまたショックでした。

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反省点

エッジを考えると、リバースカレンダーは狙いとしてはやはりよかったです。あとは、天井圏でのプロテクティブコールやブルシンセ。

狙いとしてはあったのですが、コール売りを増やしすぎていたことと売り玉がインザマネーになっていたために証拠金がキツくなってしまったことが反省点です。上下やヨコヨコの対応もセータがキツくなっていたのでFOMC前にポジションを閉じることを想定していたのですが、ポジションがちょっと大きすぎてガンマロングなのでかろうじて退場は防いでいますが、損益変化が大きくなりすぎているので今回はよくなかったです。

欲がですぎていたのが敗因と言えます。また、様々な支払いで証拠金がカバーできなくなっていたことも敗因です。

今後はポジションサイズをもう少し落としてやっていこうと思います。

コールバックスプレッドの利確を逃したときは、デルタをヘッジしておかないとどうにもならないのですが今回は利確タイミングが早かったので(売りヘッジが早く)証拠金が足りなくなる事態ということでスクエアにすべきでした。。

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この記事を書いた人

ボラティリティトレードを意識してオプショントレーディングのエッジを追求していきたいと研究の日々です。よろしくお願い申し上げます。

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