3/8MSQ前に日経平均大下げ_戦えるポジションを検討|オプション取引

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今日も連日の下げ、午前中は25000攻防などありましたが下げ圧が強く

日中は高値25300円からそのまま下げ続け、控えめに言って地獄。落差500円、そして下ワープという展開に。MSQは機関投資家が建玉をSQ値で決済できるので売買の相手は必要ありません。最悪、コロナショックの展開と同様になると、ひたすら下げ続ける展開も予想されます。

目次

下落を乗り切るスプレッド研究

先物を売ればまあいいのですが、午前中のような展開もあって難しい。まあ、下げ相場とわかっているなら戻り売りに徹しなさいということなんですが。リバ狙いって難しいですけどね。

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下落を乗り切るスプレッド集 Harvです。日経もダウもNASDAQも乱高下しており皆不安だと思われる相場環境になってきました。 一方で、ボラティリティ(ボラ)が上がってきたのでオプショントレーディン...

オプション取引を使うと様々な戦略がとれますが、現在は下落、暴落警戒ということで相場状況やIVの様子から戦略を検討してみます。

IVを狙いますが、剥げも激しいのでリスクも高く比較的十分に剥げている、先物水準がレンジ上というか下げそう などなどエントリー条件はあります。

今回は25000を割りそうな雰囲気で、下落に伴いIVの盛りが期待できると踏んでのポジションを検討します

3/8 IV状況

先物25000割れ、ATMは33%前後 25000割れてもIVはコールもプットも剥げ推移(前日比-3%)で30%前後、最後に投げが入って24700割れ、IVも上昇しました

エントリーとしては途中剥げたところでのロングポジなどを検討します、引け前ぐらいでの評価値を記載

リバースコールカレンダー

mini -1 @25040

3C25750@55+3

4C25750@415-1

→24-78+60 →14(リバースコールカレンダーはアリでした。ガンマ的にもうひとつ)

アメリカ市場大引け時は24ー111+95→+8(いってこいだったのでリバースカレンダーには辛い展開でしたが途中期近が盛ったりしたのでトントンくらいですね。セータがきついのでだんだん沈むのでホールドは難しいです。が、再度下落したらプラスになりそうです)

プロテクティブプット

期近 3P24000@65+1、ミニ+1@25010 →115-65ー22=28 プロPは成功

期先 4P22000@240+1、ミニ+1@25000 →290-240-22=28 期先プロPも成功。セータを考慮すると期先の方がベターでしょうね。

大引け時

期近プロP 14-21= -7 マイ転、利確は早い方が良い

期先プロP -20ー21=-41 期先が途中剥げたので、これまた利確は早い方が良い

リバースプットカレンダー

ミニ+1@24900

3P24000@67@+3

4P24000@635-1

→-20+144(48×3)-10=24 リバースプットカレンダーも成功ですが、期先の約定の難易度などからはプロPの方がやりやすいですね。

大引け

-10+36+35=61 大引け時の期先は流動性が低下しているので、この含み益は実現しない可能性が高いです。狙いとしてはアリですがリバースカレンダーは工夫が必要と思いました。

ロンスト

3C25750@52+1

3P24000 @67+1

43-17 = 26 ロンストは成功、そのまま下げ続けるならロンストが簡単です。

大引け時

-34+12 =-22 ロンストはいってこいになるともうアウトのことが多いのである程度利益がでたら利確がオススメです。

結論

25000で下げ渋ったが、さすがに年安更新となるとIVは盛ってくる。満期が近くガンマが大きいためガンマロングが機能している。

既にIVが盛っているのでさらに大きく動かないと盛らない?またはイベント絡み。

ヨーロッパタイムでは少しリバったり剥げる傾向があり、アメリカタイムではつられて大きく変化するため注意が必要。少しリバるだけでポジションが沈むので利確は早めが良い。剥げるスピードは速い。リバの動きは買い戻しと思われるが、機関投資家のポジション絡みと思われ、とにかく強力。わかりやすい先物水準で入らないと往復ビンタを喰らう。

最近の相場はプットが剥げるとチャンスになることが多い。

ひとまずは以上です。

追記

夜間もすさまじい動きで安値24555ー高値25160をいったりきたり。ハイボラ相場となっておりSQまで気が抜けません。ノーポジが気楽かもしれませんね。

夜間の検討ポジションは以下実弾だと回転プロPかプットバックですかね。

期先プロP

mini+1@24715

4P20000@95+2 →8.5ー16 →-8.5 (失敗だけど、下落すればプラスになりそう。)

プットカレンダー(変則)

期近が大きく盛ったタイミングでカレンダースプレッドを構築し、IVの鞘抜きなどができないかという狙い

3P225000@13 -6

4P225500@330 +1 組成時デルタ-0.022 ガンマ-0.00020 ベガ 10.826 セータ66.770

→+12-10 →+2 下落時は期先のヘッジが効いてプラスになるかもしれません。もう少し追ってみます。

カレンダースプレッドはレシオスプレッドよりもガンマが低いので下落耐性がついていますね。兼業や判断する時間が欲しい人にはあっています。もちろん、大暴落時はカレンダースプレッドでも酷い目にあいます。

プットバックスプレッド

4P22000 @275-1

4P18000 @36+5 → 70-50 +20 上がっても下がっても損益プラスを維持していたのでプットバックスプレッドはアリだったようです。爆益を期待するよりもプットバックスプレッドをこまめに利確するという方法もオススメです。買いレグの損益で大きく変わるので指値で約定したいですが難しいところはありますが。上昇時は利確しやすいので覚えておくと良さそうです。今の相場環境だとベガフラからガンフラぐらいでちょうど良いかもしれません。

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この記事を書いた人

ボラティリティトレードを意識してオプショントレーディングのエッジを追求していきたいと研究の日々です。よろしくお願い申し上げます。

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