上げの全盛りで機能するオプション戦術とは

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5/23後場から急落した日経平均は24日も弱くナイトでは30500も割れ、高値から1日で800円ほどの暴落。

が、IVは低いままで高値圏の動きかなあと思っていました。

VIXは20を超えたのに連動しなさすぎです。

IVが低いということはオプションが買われていないということで、プット売りが増えたことをおそらく意味しており、暴落はあまり考えていないということです。

かといって、本当に暴落がする場合もあるので難しいのですが。

あけて5/25 寄りから激リバ。さらにナイトで上昇して31000復帰。

こんなの動き予想できない。。

というか、通常の相場であれば大きく調整に入るところです。

強いといわざるを得ないです。しかしながら、数百円程度の上下はおこりえるので高値買いはしたくないところ。

オプション手口を見てみるとコール31000あたりに買いが入っており、積まれているようです。例えば、アムロの手口とかみるとブルスプレッド、コールレシオ気味になっており31500より上に行っても問題ない形になりつつあります。

個人の売りが積まれていたことは今限月では指摘されており需給的には上げやすくなっています。先物では利確も入っているようですが、まだまだ上を見込んでいると見ても良さそうです。

目次

IVの反応は上げの全盛り

今限月は、先日のコールバックスプレッドの爆発のように、先物上昇に伴いIVが上昇する上げ盛りが何度も見られています。

通常は先物が上昇するとIVは下がりますからかなり特殊な状況になります。

先物の上昇にマーケットは警戒し、コールとプットの両オプションが買われます。

一方で、先物は下がるとIVが低下する(暴落では上昇)ためIVのピークではオプションの売りも狙いたいところです。

上げの全盛りではベガロングポジションが有効になります。個人的には十分に剥げている、前日比マイナスぐらいまで沈んでいる買いオプションを利用してスプレッドを組むことでリターンとリスクのバランスが良くなると考えています。

タイミングが重要です。裸のオプション買いもこの状況では有効な選択肢となり、デルタのリスクをとりたくない場合は先物でデルタニュートラルにしてプロテクティブコールなどが有効でしょう。残存でセータリスクを落としたいときはバックスプレッドも有用です。

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この記事を書いた人

ボラティリティトレードを意識してオプショントレーディングのエッジを追求していきたいと研究の日々です。よろしくお願い申し上げます。

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