日経またもいってこい
下げでは、大きくIVが盛り上がりましたがリバウンドでIVは大きく剥げました
期近のプットはそろそろ余程の変化がない限りは盛り上がらず、下げハゲになりそうです
今回の変動では、プットも盛り上がるのですが全体としてコールIVが大きく盛り上がるため
証拠金がよければコールの売りを利用して比較的安全にセータとボラドロを狙える状況で
剥げたところでコールの買いを加えて、コールバックスプレッドを回転するという手法も有力だったようです
カレンダースプレッドはガンマを殺しているため比較的耐えましたが、流石に大変動が続くと下落の手当が必要になります。そういう意味でのプットバックスプレッドは3日前、2日前は有効でしたが、昨日は期近のFOTMのプットは盛らず、プットバックスプレッドは難しい印象でした。そのため買うのであれば期先の方が有効かなと思いましたが
期近のプットは夜間大きく剥げたため、リバースカレンダーでのヘッジとしました。夜間の大きなリバウンドで一部利確しましたがリバースカレンダーはこういう状況では有効であったようです
コールカレンダーに対しては先物のショートでデルタ調整が良かったかと思いますが
今回はカレンダーバックスプレッドの売り玉のパリティを兼ねてのベアシンセ運用となっており
ベアシンセは暴落時プットが盛って利益がでるわけですが、じわじわ下げとなるとボラティリティの動きは股先気味となるため基本的に苦戦します。下げてもリバウンドすれば、はじめに損失となるもののそれ以上の利益がでますが先物の損失が大きくなるとふるい落とされてしまいうまくいかないこともあります
IVが股先となってしまうとプットバックスプレッドの方がベアシンセよりも不利となるので悩ましいところです
ブルシンセベースでの運用に最高値更新ぐらいのところで変化できればより安定したのですが、その点は難しくなりました
新高値でコールのIVが落ち着いてきたら売り上がり+コール買いが良い戦略となると思われますが
時間をかけることができる場合はカレンダースプレッドで買い玉を増やしておくことでセータをもらいながらゆっくり上昇を狙うという戦略もまた有力です。
プロテクティブコールの方が反落を想定している場合は当たったときのリターンは大きいですね
限月間のIV差がそれなりにでたので面白い限月になりました
